国際剣道連盟（FIK）は、現在ウクライナに対して行われている非人道的軍事攻撃に対して強い憤りを覚えるとともに、最大限の言葉で非難します。また、ウクライナの剣友とその家族の安全と無事を衷心より祈念します。

剣道の精神は、決して非人道的な攻撃に加担するものではありません。「交剣知愛」のもと、種々の垣根を超え、親睦を深め、平和を希求していくことが私たち剣道家のあるべき姿と思います。その点において、FIKはすべての剣道家の権利を守る必要があります。

一方で、FIKは主催大会および、その傘下のゾーン連盟や国・地域の連盟が主催する大会において、大会運営上の安全確保の観点から、一部の国・地域連盟の団体・個人での参加を抑止することを拒むものではありません。また、これはIOCから全国際競技団体あてに出された勧告を考慮に入れてのものです。

この異常な事態が一刻も早く収束し、ウクライナの人々に再び平穏な日々が訪れることを切望します。