FIK アメリカゾーン剣道審判講習会 2008
Seminars
2008年3月29日~30日、FIKアメリカゾーン剣道審判講習会がブラジル・サンパウロのEsporte Clubu Banespaに於いて開催された。FIKからの派遣講師は下記の通り。
松永政美先生(剣道・範士八段)
有満政明先生(剣道・範士八段)
網代忠宏先生(剣道・範士八段)
講習生は、ブラジル77名、アメリカ17名、カナダ4名、アルゼンチン5名、エクアドル1名、チリ1名、他グアテマラより参加した。
3月29日、開会式での松永先生、CBK会長Kojima氏、SAK会長Tamaki氏の挨拶に続き、松永先生より、講習会での達成目標、審判の目的、義務と規則に関する講話がなされた。
六段以上の講習生に対しては、審判において正確に判断する技術向上のため、WKCを見据えた講習を行った。五段以下の講習生に対しては、基本的なポイント(試合運営、有効打突の見極め、禁止行為、反則、宣告、審判旗の使い方)についての講習がなされた。
禁止行為、宣告、審判旗の使い方は改善したものの、有効打突の見極めについては実際の試合での経験が不足しているように思われた。七段以上の講習生の中には、WKCでの審判の経験がある講習生がいて、その講習生たちが構えや態度等の良い見本を見せたが、剣道の理念にのっとった有効打突の見極めについてはまだ改善の余地があるように思えた。